赤膚焼は、土探しから始まります。赤膚地区のどの土でも良いというわけではなく現地へ赴き、試し堀りさせてもらった土を持ち帰り、そこの土が使えるか、どのような作品を創るのに適しているか何度も試作を繰り返すのだそうです。
写真は、赤膚の土とブレンド用の土の配合の割合で
同じ釉薬をかけて焼いても焼き上がりの色が変わってくるのだと見せていただきました。
奈良絵を活かしたい作品
赤膚土の味を出したい作品
用途に合わせた土作り。
土はいつも同じ状態とは限りません。
「土の声を聴きながら」
長年の感覚をたよりに創られるのです。